4)希死念虜(図11・図12)
  自殺について「ときどき」、「かなりのあいだ」、「ほとんどいつも」考える者の
 合計は、男性で8%(実数で401人)、女性で10%(実数で322人)であった。つまり、
 9,000人足らずの対象者のうち、700人余(約1割)が自殺を考えていたことになる。な
 かでも「ほとんどいつも」考える者が、男性で1.9%(実数で90人)、女性で1.1%(実
 数で37人)あった。また、自殺の方法を考えることが「ときどきある」、「かなりの
 あいだ」、「ほとんどいつも」ある者の合計は、男性で 6%(実数で288人)、女性で
 6%(実数で192人)であった(図11)。
  一方、抑うつ度別に「自殺について考える」(希死念慮)者の出現率をみると、抑
 うつ度(CES-Dスコア)が26点を超すと明らかに高くなっていた(図12)。しかし、
 16-25点と16点未満では差がなく、実際的な職場でのメンタルヘルス対策におけるハイ
 リスク群は、抑うつ度スコアが26点以上であると考えられた。
図11 死や自殺について考えること−男性

図11 死や自殺について考えること−女性
図11 死や自殺について考えること



図12 抑うつ度希死念慮(自殺については「ときどき」〜「ほとんどいつも」考える割合、%)
図12 抑うつ度希死念慮
(自殺については「ときどき」〜「ほとんどいつも」考える割合、%)



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