2)現在かかっている病気(図9)
  現在かかっている病気では、高血圧、腰痛症、高脂血症などが多かった。これを厚
 生労働省の全国調査と比較すると、高血圧(男女計で青森県15.4%、全国10.6%)、腰
 痛症(青森県16.9%、全国9.0.%)、高脂血症(青森県9.1%、全国6.6%)、いずれも今
 回の青森県の有病率が高く、他の疾患でも青森県が高い傾向にあった。


図9 現在かかっている病気
図9 現在かかっている病気



3)抑うつ度(図10)
  抑うつ度(CES-Dスコア)は、男性で、16点未満(64%)、16-20点(17%)、21-25点
 (11%)、26点以上(9%)、女性で、16点未満(62%)、16-20点(19%)、21-25点(10%)、26点
 以上(9%)であった。これを平均点でみると、男性では、40-49歳で14.9点、50-60歳で
 14.0点、女性では、40-49歳で14.8点、50-60歳で14.1点であった。これは、平成12年
 の厚生労働省全国調査の、男性12.95点、女性13.51点より高く、同じ青森県六戸町(
 平成15年)の男性14.46点、女性15.18点より、男性で高く、女性で低かった。
   ※抑うつ状態の尺度としてCES-D(Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)
    尺度(日本語版)を用いた。本尺度は、抑うつ気分、不眠、食欲低下などのうつ病の主要
    症状が含まれた 20項目の質問から成り立っており、結果は4段階(16点未満:正常、16-
    20点:軽いうつ状態、21-25点:中程度のうつ状態、26点以上:重症のうつ状態)で評価
    した。高得点ほど抑うつ度が高い。

図10 ストレスの程度(CES-Dの点数別)
図10 ストレスの程度(CES-Dの点数別)


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